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きっかけ

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 学生時代には本当に沢山の映画を観た。しかし、就職して、結婚して、家族と過ごすうちに、映画館からは遠ざかっていた。

 もともと、映画が大好きで、学生時代には映画館でオールナイトのフィルム運びなど、アルバイトまでしていた。

 

 再び、映画館通いが始まったのは近くにシネコンが2つもできたこともあるが、「ALWAYS 三丁目の夕日」を見たのがきっかけとなった。

 この映画を観に行くために、本当に久し振りに映画館に足を運んだ。しかも封切りの日に。
 そして、とても幸せな気持ちで泣いた。この涙はなんなんだろうと、わけもわからずにエンドロールが終わるやいなやトイレに入り、泣くのが収まるのを待った。
 

 昭和30年代という、自分の生まれた年代が舞台だからだろうか。完璧に忘れ去っていた、あの頃の人と人のつながりを思い出したからだろうか。

 
 同じ職場の中でもメールでやりとりをしたり、同じ家の中でメールで会話する家族。それはそれで便利なのだが、何かが違うと、そう思っていたのかもしれない。昔、子供の頃に夢に見ていた21世紀は、もっともっと輝いていた気がする。
 

 この年度の日本アカデミー賞のほとんどを受賞したALWAYSだが、ただ1人、主演女優賞をのがした小雪の演技に感動したのは私だけだろうか。

 クリスマスの夜に指輪のケースしか買えなかった茶川。ないはずの指輪が60ワットの裸電球の光をあびて、小雪の指できらきらと輝いているようだった。
 オープニングからエンディングまで、すべての映像や音声が、とても優しさにあふれている。そんなまさに珠玉の名作ではないかと思った。その後、ALWAYSの三丁目に会いに、4回映画館に足を運んだ。こんなことも、今まで絶対になかった。
 

 私にとっては、本当に大切な一本である。それから、自分の甥っ子であるかのように長年、応援していた「北の国から」の純くんであり、コトー先生が主演し、熱演していたのも、とてもうれしかった。

 
 去年の11月には、ALWAYS 続三丁目の夕日 が封切られた。これも、封切りの日に観に行った。期待を裏切らない映画だったが、前作の方が、心に響いた。

 

 ALWAYS 三丁目の夕日    ★★★★★

 

 ALWAYS 続・三丁目の夕日  ★★★★★

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